2025年の干支は巳(み)!飛騨の伝統工芸『一位一刀彫』のヘビの置物づくりがピークを迎えています・岐阜県高山市
高山市
岐阜県高山市で、飛騨地方の伝統工芸「一位一刀彫」による、来年の干支「巳」にちなんだヘビの置物作りが現在、最盛期を迎えています(12月4日撮影)。
「飛騨一位一刀彫」は江戸時代末期、彫師・松田亮長(まつだすけなが)により生み出されたと言われる飛騨地方の伝統工芸品です。材は、高山市の木でもある銘木「イチイ」を使用し、木目の美しさを生かしながら彫刻刀だけで仕上げます。「イチイ」には雷が落ちないという伝説があり、古くから災難が起こらない縁起の良い木として使われてきました。
50本ほどある彫刻刀を使い分けてイチイの木材を彫り、木目がきれいに出るように丁寧に曲線を彫っていきます。怖がられることが多い存在のヘビですが、とぐろを巻いたデザインだけでなく、帽子をかぶり蝶ネクタイをつけたものや丸く巻いた形のかわいらしいデザインのもの、白太を活かした白へビなどを制作しています。「ヘビ」は脱皮を繰り返すことから「復活と再生」を連想させ、縁起が良いとされ、白ヘビは金運をもたらすとも言われています。弟の真吾さんは「輪になったヘビのようにすべて丸く収まる素晴らしい年になってほしい」と話しました。
置物は約7センチの小さいものから約30センチの大きなものまで、8種類計約200体を作りあげ、値段も1体3,300円から6万円ほどと様々です。
この工房でのヘビの置物づくりは年末まで続きます。新しい年に、縁起の良いヘビの置物を飾ってみてはいかがでしょうか。
【商品に関するお問い合わせ】
飛騨一位一刀彫協同組合(津田彫刻)
電話:0577-32-2309
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