「貴重な体験」
木更津マジック
7月30日に念願叶って千葉聾学校さんとの交流試合をさせていただきました。
一言で言うと学びの多い1試合でした。
昨年度、千葉聾学校さんにお邪魔して研修させていただきました。たまたまホームルームに入った
クラスに野球部の生徒がいました。その生徒が野球の話をしている時のキラキラとした表情が忘れ
られず、知り合いを通じて監督さんの連絡先をゲットし、今日の試合が実現しました。
短い期間の研修でしたが、生徒たちも私のことを覚えてくれていてとても嬉しかったです。その研
修で私は何をしたわけでもありませんので、きっと髭をはやしているから印象に残っていたのかも
しれません…笑
なんとその選手はキャプテンで、ショートを守る中心的な選手でした。彼のユニフォームを泥だら
けにしてプレーする姿には感動しました！
マジックの選手たちには、野球だけではなく障害理解の場としてもいい経験になると思い、前日の
夕方に連絡をして、YouTubeを見て基本的な手話を覚えてくるように伝えました。
おはようございます。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
たった3つですが、0と3では天と地ほどの差があると思います。聾学校の生徒は幼い頃から、障害
の中で生活しているので、こちらが寄り添うどころか、私たちの口の動きを読んでこちらの言わん
としていることを理解してくれます。コミュニケーションをとる上では、むしろ寄り添ってもらっ
ているのが現実です。だからこそ1つでもこちらが寄り添えることをしたいと思って3つの手話を覚
えさせました。
お互いが少しでも寄り添える瞬間になったと思います。
野球の話にうつると、千葉聾学校さんの来週の大会ルールに則り、9回戦2時間30分ゲームでした。
相手は高校生ということもあり、主要な選手は中学生にはないパワーとスピードがあり、ピッチャー
もとてもいい球を投げていました。こちらは3年生の送別も兼ねていたので、出入り自由という特別
配慮でやらせていただいたので、結果としては0-4の完封勝利でしたが、3点は相手のミスからの得
点だったので、実質は0-1、暑さや特別ルールを考えると0-0のとっても締まったいい試合でした！
声を発することが難しい選手に対しても、「もっと大きな声を出せ！」と指導なさっていて、その
指導に声と表情で必死に応える選手の姿からはグッとくるものがありました。
マジックとしても、とにかく一生懸命に元気よくプレーすることだけに集中させるような言葉をか
けました。初めは、チーンとしたような雰囲気でしたが、徐々に熱が伝わり、回を追うごとにいい
雰囲気で試合をすることができました。
最後はみんなで写真を撮って、握手しあって、スイカをご馳走になって、今日の遠征を終えました。
今後の野球を考える上でも、障害理解の上でも、今後の人生を考える上でも、とても「貴重な体験」
をさせていただきました！今後も継続して交流させていただくことを約束してグランドを後にしました。
千葉聾学校野球部の今後の更なる発展と、来週の大会の勝利を心から祈っています！来週の7.8にZA
で行われる大会の応援に行きたいと思ったのですが、2日間とも千葉大での講習があるため残念なが
ら行けないのが本当に残念でなりません。
正直言ってサボりたいです…
嘘です…笑
その一瞬に夢中になれっ！
〜想いを胸に、期待をカタチに〜
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