「本気」

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6月5日は1年生の体験生も含めた35名での練習でした。前回の3年生の練習でよくボールを探すよう

に伝えたのに、レフトのど真ん中に落ちていたかわいそうな2球のボールちゃん。

 

今日は「本気」で叱ることを決めていました。

今こうして野球ができていることが当たり前ではないということは、私たちよりもこの3年生が、

コロナ禍のこの3年間で身をもって体験したことだろうと思います。

今こうして野球ができていることも、嬉しいのか悲しいのか、当たり前のことになってきているの

だと思います。

 

私自身、中学生の頃は、ボールが落ちていたらよく罰を与えられていたように思い出します。本質

ではないかもしれませんが、練習後にボールが落ちているのはいけないことなんだと動物的な本能

で学んだのかもしれません。その教えの本質にたどり着くまで25年もかかってしまいました。

もしかしたら、私が中学生の頃、「ボールを大事にしなさい」と教育を受けていたら、「そうだそ

の通りだ」と思ったのか、「うっせ~な~…」と思ったのか、それはどちらか分かりません。

なぜなら、本質にたどり着くだけの人間性がなかったのかもしれないからです。

 

3年生も今日の練習を楽しみに来てくれていただろうと思ったので、貴重な3時間の練習を奪いたく

はありませんでした。だけど、そのことはしっかりと話をして、12人の選手たちに2球だけ使って

キャッチボールをさせることにしました。

私はそう本気で選手に告げると、なんだか「マジかよ~」という雰囲気を出した選手がいたので、

烈火の如く「本気」で叱りました。

グランドが一瞬ピリつきましたが、選手たちはスイッチを入れたようにも見えました。最近では、

指導者の指導風景を動画で撮ってYouTubeに流して炎上するような文化もあったりなかったりしま

す。今日も多くの保護者の方々が練習風景を見に来てくださっていましたが、「本気」になって伝

えたいと思ったときは、そういう目はあまり気にならなくなってしまうところは、あまりいいこと

ではないと反省しています。もちろん体罰はしていません。でも、厳しい言葉遣いになっていたこ

とは事実。もっと指導力を高めて、子どもたちにスゥーと染み渡るような指導ができたらいいので

すが。

 

その後は、いつも通り2チームに分けてケースノックを行いました。毎回テーマにしているケースの

確認ができずにいます。もっと時間を使って子どもたちに考えさせながら練習をして行く必要があ

ると感じています。

ミスがあるたびに、今のプレーは何がいけないかと問うと、大体正しい答えが返ってきます。

でも、その答えを事前にみんなに伝えることができません。そしてまた同じミスを繰り返します。

皆、仲間のミスをチームのミスだと捉えることができていないからです。

 

ノーアウトランナー1塁、バントあるよ~…

その先が大事です。

ワンアウトランナー3塁、内野前進~…

本当に全部前進なの~?

ワンアウトランナー1・3塁、内野後ろゲッツー

バッターランナーの走力は?

二遊間の肩の強さは?

点差は何点なの?

サードランナーがゴロGOしてタイミングアウトだったらどうするの?

本当に自チームで試合の時、そうやって守っているの?

 

疑問点が沢山ありました。

だから、自チームに帰ってから、自分たちはどう守るのかしっかり確認しなさいと伝えました。

なぜなら、前回の市内大会でランナー3塁で後ろに守りながら勝負するチームはあまり見かけなかっ

たからです。

やっぱりチームとして勝つための自分たちのカタチをもっともっと考えて行く必要があると感じま

した。俺たちはこのケースでこうしたいからこう守る。こうなったら仕方ない。試合の中でそう感

じられるようになるまで確認して練習してほしいです。

自分たちが勝つことに「本気」なれば、自ずとやらなければならないことが見えてきます。それは

ケースの確認だけではなく、打つことも、走ることも、投げることも同様です。

 

支部総体までのこの1ヶ月は、中学校野球の中で最高に楽しい1ヶ月です。

私はこれをゴールデンタイムと呼んでいます。

そんなゴールデンタイムで一番大事なことは、チーム全体が繋がるということです。

だから最後のミーティングでは、その話をしました。

 

チームの中にはきっと気の合わない奴もいるだろう。むしろ嫌いな奴もいるかもしれない。でも、

そんな関係だったら、チームメイトが困っている時にそいつを救ってあげる声をかけてあげること

なんてできない。

弱気になっているあいつに前を向かせる言葉はどんな言葉かわかるかい?

「ストライク入れろよ~」で余計凹んでしまう奴もいれば、その言葉でスイッチを切り替えられる

奴もいるかもしれない。要するに、そいつのことを理解しているかどうかが大事だと思うのです。

それを理解するためにチームは繋がりを深める必要があります。

私はよく、最後の夏にあの選手がこうなっちゃったら、この言葉をかけるということを全員分決め

ておきます。それは、今までの練習の中で、選手をよく見て、理解していないといけません。

技術的なことは、出来るだけ短い言葉で今までの指導を思い出せるように「つま先」とか「あご」

とか言います。

メンタル面では、「大丈夫」とか「深呼吸」とか、逆に「おいコラ」とか言います。

それもまた、今までの信頼関係とその選手の特性を理解してこそです。

今こうして久しぶりに中学校野球部顧問から離れると、この時期の青春ゴールデンタイムがないの

は寂しいものがありますね。勝つためにということはもちろんですが、人と人との繋がりを感じら

れるこの時間を、選手も指導者も大事にしてほしいと思います。

 

最後に、練習終わりに何人かの保護者の方々と話をしました。最後のノックは先生が一番楽しそう

でしたね〜と言われました。バレちゃってましたね。そうです!楽しいんです!練習の中でノック

が一番好きです!選手と真剣勝負ができますし、その一人のためにエネルギーを使えるから好きで

す。でも、選手たちも負けじと楽しんでいましたけどね〜!

 

最近、Facebookを読んでくださる方が増えてきていますが、なかなか目標の「100いいね」は達成

されません。聞くところによると、この長い文章をしっかりと読んで下さってはいるが、心の中で

「いいね」している「隠れいいね」層がいるということに気がつきました。今日その方々に、ちゃ

んと「いいね」して下さいと伝えたので、今回の投稿で初めての「100いいね」が達成されること

を願い、眠りにつきたいと思います。

私は「本気」です。

保護者にいいねを強要する監督なんているんですか?まさかそんな奴いないでしょうね…そんな奴

がいるのなら見てみたいものですね…苦笑

 

その一瞬に夢中になれっ!

〜想いを胸に、期待をカタチに〜

 

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