「環境」と「勇気」
木更津マジック
3年生最後の大会である支部総体まで1ヶ月を切り、どの学校も最後の仕上げにかかっていることと
思います。そんな中、今月は、12日、26日の2回のマジック補足練習ということで、主に各中学校
で普段できていないであろうバッティング練習をしました。
3年生は、最後の大会にかける想いもあり、選抜の活動も含めて、今までの活動の充実が、今日の練
習に凝縮していたようでした。スタッフからは、「練習に無駄がなく、選手たちも前向きで、とて
もよかった！」という報告を受けました！多くの選手がバッティングも好調で、大会が楽しみだと
いうことでした！嬉しい限りです！今までの野球への取り組みが、習慣化され、良い環境を自分た
ちで作れるようになった賜物だと思います。
私は久しぶりに2年生チームを見に行きました。それに比べると散々なものでした。とはいうもの
の、チームの輪を乱すような選手がいるわけでもなく、きっと一人一人は自分なりに頑張ってやっ
ているのだと思います。しかし、自己表現は非常に乏しく、活気ある雰囲気を自ら作っていくよう
なエネルギーを持った選手もいませんでした。
私を含むスタッフからは、「返事をしろ！」「声を出せ！」その繰り返しでした…
普段できていないことは、急に求められても実践できるはずもなく、いつも通りにしかできないものです。
頑張りたいと思っている選手はいるのですが、勇気がないのです。誰かがやるのではなく、自分が
やるのです。それが歯痒く思いました。
そこで1人のスタッフが、「別に木更津マジックの活動は、強制ではなく、もっと野球をやりたいか
ら、自らを高めるためにあるチームですので、チームのスローガンを達成しようと思えない選手は
来なくても良いのだ」という話をしました。まさにその通りです。
瞳を輝かせ、その一瞬に夢中になることがチームのスローガンです。
最後のミーティングで選手たちに、各中学校の選手たちに、監督から求められる選手像はなんなの
かを聞きました。すると、どの学校も挨拶をしっかりすること、野球だけではなく学校生活もしっ
かりすること、野球を通して人間的に成長するということを伝えてくれているようでした。そんな
中、今日の取り組みは100点中10点だと伝えました。
先日行われた選抜大会の敗戦が悔しく、次の世代での県大会での勝利を強く心に誓ったので、市内
の指導者たちの選手たちに願う想いを確認できた今、とことん突き詰めてやって行く覚悟が決まり
ました。
2年生マジックの選手たちよ！瞳を輝かせて野球をやる覚悟を決めて次回の練習に来るんだぞ！
少しの勇気なんだよ！「ヨッシャ〜！」その一声が全力で出せるかなんだよ！そのほんの少しの勇
気が1年後の自分たちを大きく変えるということを早い段階で理解させ、3年生が築いたチームの伝
統を引き継いでもらいたいと思います。
そんな選手たちが、各中学校で毎日野球に向き合ってくれれば、木更津は前進して行くと思いま
す！
2年生よ！支部総体での3年生の姿を目に焼き付けろ！そして、3年生に少しでも長く野球をやらせ
てあげるために、頑張ってくれよ！そう強く思った1日でした。
トレーニングスタッフが、大会前の選手たちのコンディションを見に来てくれました。痛みがある
選手や違和感がある選手を診てくれました。心からありがたいことです。持つべきものは友です！
その一瞬に夢中になれっ！
～想いを胸に、期待をカタチに～
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