紫外線について
さくらクリニック
さて今日は紫外線についてお話をしようと思います。
1年で最も紫外線量が多いのが5~6月なのです。
そして紫外線は3種類あることをご存じですか?
紫外線A
私達が普段浴びているほとんどが、この紫外線Aです。
天気に関係なく1年中注いでおり、紫外線の中では最も悪影響が少ないと言われています。
害が少ないといっても紫外線Aは真皮まで届くので、お肌のハリ、弾力に大切なコラーゲン・エラ
スチン線維を切断させ、シワやたるみの原因になってしまうので浴びる量が多いと美容に悪影響が
出てきます。
紫外線B
紫外線Bは本来オゾン層によって吸収されるので地表には届かないのですが、近年オゾン層の破壊
が進み地表にも少し届いており、夏場の晴天時は最も危険です。
また、この紫外線Bは肌の表皮までしか届きませんが、その有害性は紫外線Aの100~1000
倍強いのでシミ・シワ・肌の乾燥など美容に悪影響があるだけでなく、皮膚ガン・白内障・免疫力
の低下などにも深く関わっています。
紫外線C
最も有害性が強い紫外線です。
この紫外線も本来は地表まで届いていないのですが、紫外線Bと同様にオゾン層の破壊により標高
の高い山頂などで確認されています。
このように紫外線には種類があり、人間にとって有害性が強く、お肌や健康に悪影響があると言わ
れています。
紫外線の影響でなりやすい病気や症状をまとめてみました。
・シミ
・しわ
・皮膚ガン
・白内障
・感染症
・ボーエン病
・パジェット病
・日光角化症
・紫外線アレルギー
・免疫力低下
・雪眼炎
・翼状片
・加齢性黄班変性症
このように見ると紫外線の有害性や悪影響だけが目立ちますが実際は良いこともあるのです。
紫外線には殺菌作用がありますので、細菌・殺菌・カビなどを殺してくれるため、水虫などの様々
な皮膚疾患に対して紫外線治療として医療現場で使われたり、調理器具の消毒や布団のダニ、洗濯
物に付いた雑菌などを殺してくれるので衛生分野でも利用されています。
次に話は変わりますが、日焼け止め商品についてですが、みなさんはどのように選んでいますか?
SPFやPAの値の意味や用途は知らない人も多いと思いますので、正しい日焼け止め商品の選び
方と使用方法を覚えておきましょう!
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